ジャズピアノのアドリブの作り方・弾き方!上達のポイントも

 

ジャズピアノに欠かせないアドリブ、身につけたいなと思いながらも、どうやって学べば身につくのかと悩んでいませんか?

 

アドリブは、演奏技術と音楽理論の理解の2つを並行して行うのが上達のコツです。また、アンサンブルを行って実際の響きを味わうのも、良いトレーニングになります。

 

今回は、アドリブのそもそもの意味や、作り方・弾き方、おすすめの上達方法についてご紹介します。

 

ジャズピアノのアドリブとは?

 

アドリブとは、ad libitum(アド・リビトゥム)というラテン語を略したものです。

 

元の意味は「テンポや発想などを自由に」というもので、そこから「テーマなどに基づいた即興演奏」を意味するようになりました。

 

舞台や映画でも、制作秘話などで「このセリフは、台本にないアドリブでした」という話を聞いたことがあるかもしれません。

 

クラシック音楽においても、cadenza ad libitum(カデンツァ・アド・リビトゥム)という言葉が使われることがあります。これは、「カデンツァは演奏してもしなくても、自作でも良い」という意味です。カデンツァは、曲が終止する前にある装飾的な部分のことで、ジャズのアドリブと近いものがあるかもしれません。

 

ジャズは、モチーフをバンドメンバーが順番にアドリブで披露して、再度テーマを演奏するという形で演奏される曲が非常に多く、フレーズやリズムが楽譜に書かれていないことがあります。

 

楽譜に書かれていない即興的なフレーズの演奏、書かれていないコードの挿入などは、すべてアドリブです。

 

このアドリブができるかどうかで、ジャズ演奏の楽しさやレベルは段違いですので、マスターしてたくさんかっこいい演奏をしたいものですね。

 

ジャズピアノのアドリブの作り方・弾き方 

ジャズピアノのアドリブの作り方をマスターするには、コードとスケールの理解が必須です。

 

コードは和音のこと、スケールは曲がどのような響きで構成されているかを音階で示したものです。

 

1オクターブ(ドからド、レからレなど、1つの音から次の同じ音名の音までの距離)は、12音(13音から同音の1つを引く)で構成されていますが、すべての音楽はそこからいくつかの音を取捨選択したスケールを使うことで成り立っています。

 

半音階など例外的な部分はありますが、アドリブで使うのは、このスケールに基づいた音なので、これを理解しないとアドリブを作ることはできません。

 

また、初めのうちはテーマのコード進行に沿ったアドリブを演奏する方がやりやすいので、まず曲のテーマとなる部分のコードを理解する必要があります。

 

アドリブの弾き方の基本となるのは、左手でコードを演奏しながら、右手でスケールに基づいたフレーズを奏でるという方法です。

 

この演奏のためには、一定レベルまでピアノの奏法を身につける必要があるので、アドリブの理論的な学習をしながら、演奏技術も習得していくのがおすすめです。

 

ジャズピアノのアドリブ上達のコツ

ジャズピアノのアドリブは、ジャズ独特のリズムや揺らぎ、テンポをキープしながら自由にフレーズを活躍させるという高度な技術が必要になります。

 

そのためには、当然ながら一歩ずつ地道なトレーニングを重ねていくことになるでしょう。

 

ジャズピアノのアドリブ習得方法は、ピアノ経験の有無によって変わってきます。

 

鍵盤楽器を演奏した経験があれば、コード理論やスケールを用いたフレーズ作りといった実践的な内容を進めていくのが、上達の早道になります。

 

また、プロの演奏を聴いたり、音源を聴いたりして、かっこいいと思ったフレーズを真似することも、アドリブの上達方法として非常に効果的です。

 

鍵盤技塾では、アンサンブル体験を積極的に実施して、実践的なアドリブを身につけられるようなカリキュラムを用意しています。

 

一方で、鍵盤楽器の演奏経験があまりないという場合は、フレーズや和音を弾くための指のトレーニング、演奏する時の基本的な技術などをまず身につけるのがおすすめです。その練習と並行して、楽譜の読み方やコードの基礎といった座学を学んでいくと、本格的なジャズピアノのアドリブを演奏できるようになるでしょう。

 

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ジャズピアノのアドリブをマスターするには

 

今回は、ジャズピアノに欠かせないアドリブの作り方や弾き方、上達のポイントを解説しました。

 

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